悲しく不幸な戦争の地、日本に近くて遠い島「ミンダナオ島」。

ミンダナオ島の面積は9万1028km2で、ルソン島に次ぐフィリピンでは2番目に大きい島です。
ミンダナオの中心都市ダバオ市は、マニラ首都圏以外では唯一の100万人の人口があり、
ケソン、マニラ、カローカン、に次ぐ4番目の都市になります。
良港ダバオ湾はバナナ、ココナツ、木材、マニラ麻などの積出港として知られています。
戦前、ダバオは満州やブラジルと同じように日本人移住者が相次ぎ、「小国日本」と呼ばれた時代がありました。
戦前の在留邦人は2万人を超え、その多くはマニラ麻の栽培に従事しました。
戦争が始まると、ダバオは日本軍のミンダナオ防衛重要拠点となり、一時完全支配下に置かれました。
しかし、1945年5月米軍の上陸により、ダバオ奥地のジャングルへ避難しました。
ダバオ近郊で戦死や病死した日本人は、民間人を含めると2万5000人以上になると言われています。
このようにミンダナオ島は、フィリピンや日本、そして米国においても、悲しく不幸な歴史が秘められています。
 


 
ココナッツプランテーション
 
 
フィリピン最高峰のアポ山 
    観光の見所は海岸部よりも内陸部にあり、うっそうと繁るジャングル、自然の恵みを受けて生息する動物・植物、収穫される個性豊かな農産物などがそのまま観光の対象となっています。
島の中央部を南北に山が連なるミンダナオ島の自然で、まず触れなければならないのがダバオの西約50kmに聳えるアポ山2954mです。フィリピンの最高峰で登山客も多いこの山は、ミンダナオ島のシンボルです。フィリピンに約50ある活火山の一つで、ダバオ湾からその雄大かつ優雅な姿を望むことができます。
 
 






   ダバオ
 フィリピンはアジア唯一のキリスト教国で、国民の9割がローマン・カトリックを信奉しています。
しかし、なかでもミンダナオ島だけはイスラム教の支配力が強く、イスラム教徒の町やイスラム特有の文化や風習を各地で見ることが出来ます。
フィリピンにイスラム教が伝えられたのはキリスト教よりも早く、1380年頃にスールー諸島へ伝えられました。
15世紀にはこの小さな島々を中心に栄えたスールー王国でイスラム教が定着しました。
現在もこの地域の9割以上はイスラム教徒で、地域の自治をめぐり中央政府と対立関係にあります。


戦争犠牲者慰霊碑 自然研究センター ダバオ市内
サマール島「旧パールファーム」 
チボリウイービングセンター    民芸品
マラゴスガーデンリゾート内ラン園

 






   サンボアンガ
 ミンダナオ島の南西端、サンボアンガ半島の先端に位置するサンボアンガは、イスラム教の街です。
水上集落タルクサンガイやモスクなど、随所にエキゾチックなイスラム文化を見ることが出来ます。
そのほか、ボートで30分のサンタクルス島は、ピンク色の砂浜で有名です。
ミンダナオ地域の観光は、文化や風習の違いに加えて治安の問題もあるので、現地の事情に精通したガイドをつけることをお勧めします。

 リサール記念碑 イスラム教モスク 
サンボアンガ港 サンボアンガ空港 パソナンカ公園  ビラール要塞