Oct.2013,Bohol Isl.The earthquake.



チョコレートヒル  Chocolate Hills


    ロボク川 Loboc River

総督レガスピゆかりの島。自然がいっぱいな、ダイビングのメッカ「ボホール島」

 セブ島とレイテ島の間にある島がボホール島です。
本島の面積は3865K㎡、フィリピン群島ではセブ島に次ぐ10番目の大きさで、人口は約95万人です。
セブ港から高速水中翼船で約1時間半で州都のタグビラランに到着します。
ボホール島は自然がいっぱいな手付かずの島です。
街中を抜けるとすぐにでこぼこ道にかわり、内陸部はのどかな水田や山村の風景画広がります。
 





   
   

 




自然派リゾート

 セブ・マクタン島を都会派リゾートというなら、ボホール島は自然派リゾートといってよいでしょう。
開発途上にあるこの島では、今も、手つかずの自然と遭遇できます。
見どころは少ないけれど、チョコレートヒルのように、その印象は鮮烈です。
数年前まではセブ島からの航空便がありましたが、現在は船便だけです。
フェリーなら4時間。高速水中翼船スーパーキャットを利用すれば、セブ港から約1時間半で州都のタグビラランに到着します。
高級リゾートが豪華さを競うセブ・マクタン島に比較して、ボホール島はフィリピンの手つかずの自然が残る緑豊かな島といえましょう。
舗装道路は街中を抜けるとすぐにでこぼこの山道に変わり、内陸部に入るとのどかな水田や山村の風景が広がります。
人々の足もここでは、ジープニーではなくトライシクルが主役です。




 血の同盟記念碑(タクビララン東近郊)
血の同盟記念碑
 セブ・マクタン島と同じように、ボホール島にもスペイン艦隊寄港の歴史が刻まれています。
フィリピンを統治したスペインの初代総督ミゲル・ロペス・デ・レガスピが、
艦隊を率いてボホール島へやって来たのは、マゼランのセブ島上陸から44年後の1565年3月でした。
当時の島の酋長シカツナはレガスピを受け入れ、事実上のスペイン軍の支配とキリスト教を受け入れます。
タグビラランから海岸沿いを東へ5kmほどいったところにある「血の同盟記念碑」は、
この時、両者が互いの腕を傷つけて流した血をワインに落して飲み干したという儀式を記念したものです。
その様子を描いた絵も掲げられています。





バクラヨン教会
 血の同盟記念碑から東へ1km行くと、歴史を感じさせる石造りの大きな教会が見えてきます。
これがフィリピンでも最古の部類に入るという、1595年建造の「バクラヨン教会」です。
タイルと石灰岩でできた広間は博物館になっており、ボホールの人々の手による宗教美術、
金糸で刺しゅうされた祭服、動物の皮にラテン語で印刷された教会音楽詩集などが展示されています。




粗削りの自然と戯れる
 ボホール島のビーチリゾートは、南西端の小島でボホール橋で結ばれたバングラオ島に集中しています。
アロナビーチを拠点に、ボホール・ビーチ・クラブをはじめいくつかのリゾートがあります。
これらのリゾートは、白砂のビーチや海の透明度ではセブ・マクタン島に決してひけをとりませんが、施設の規模や高級感では遠く及びません。
むしろおすすめしたいのはダイビングです。



ダイバー憧れのバリカサグ島

 バングラオ島からボートで45分ほどのところに、ダイバーなら一度は潜ってみたいいうバリカサグ島があります。
面積30haの低くて平らな島は、周囲を美しい珊瑚の砂で囲まれています。
ドロップオフの上部はハードコーラルで、下部は海綿や海シダで覆われており、海亀、バラクーダ、パロットフィッシュなどの魚を見ることができます。
バングラオ島周辺には、ほかにもセルべラ島、パミラカン島など、フィリピン有数のダイビングポイントが控えています。
ダイビングをしない人も、ボートを使ってこれらの小島を巡る(アイランド・ホッピング)ことで、ボホールの海を満喫することができます。





自然がつくった芸術品

 粗削りな自然の姿を随所に見ることができるのも、ボホール島の魅力のひとつです。
タグビラランを西へ10kmほど行きさらに北上したところに、サンデーマーケットが開かれることで有名な町アンテケラがあります。
そこから10分ほど山に入ったところに「アンテケラの滝」があります。
高さは10mほどですが、周囲をジャングルに囲まれており、秘境のイメージがピッタリです。
バングラオ島にある「ヒナグダナン洞窟」は、内部に大きな洞窟と真水をたたえた天然のプールをもつ小規模の鍾乳洞です。
スペイン統治時代に発見されたもので、第二次世界大戦中は島民の避難場所となっていました。




 チョコレートヒル。乾季(4月から6月)にはチョコレート色になる。
世界の奇景 チョコレートヒル
 ボホール観光の目玉はなんといっても、島の中央部バトゥアンとカルメンの間にある小丘群「チョコレートヒル」です。
お碗をふせたような見事な円錐形をした小山が、ほぼ等間隔に、この地域一帯に密集して連なっています。
なかには100mを超えるものもありますが、これらの小山の高さはほぼ40m前後で形状もほとんど同じです。
世界中でもボホール島でしか見られない奇景であり、「世界8番目の不思議」と形容する人もいます。
海底隆起説か、風化説か チョコレートヒルの形成については、さまざまな説があります。
もともと海底だったところが海底火山の爆発により隆起したという説、海底の石灰岩層が長い時間をかけて特殊な形状に風化したという説などが有力です。
しかし、どちらも決定的根拠を示すことはできず、真実は今も謎に包まれています。
ちなみに、チョコレートヒルという名は、山肌を覆う芝草が、乾期には一面チョコレート・ブラウンに変わることからつけられました。
雨期のまぶしい緑の山もなかなかなものです。





旅の疲れを癒すロボク川クルーズ
 もうひとつの見所は、ロボクとロアイの二つの町を結ぶロボク川をボートで下る「ロボク川クルーズ」です。
ロボク川は川幅30~50m、緩やかに蛇行する水量豊かな川です。
両岸に密生するバナナ、ヤシ、マングローブの林や、川辺で水遊びをする地元の子供達を眺めつつ、
心地よい川風に吹かれながらクルージングは、旅の疲れを癒してくれます。
途中、通過するビラールの町には、世界で一番小さいメガネザルや、
絶滅の危機にさらされている珍しい動植物の生息地となっている人工の森、さらにボーイスカウト保留地もあります。